私は銀行のリテール営業マンとして約3年間、個人の富裕層向けに外貨預金や投資信託、保険商品や相続関連業務の営業をしておりました。
転職後はITベンチャーのWebマーケティング会社でコンサルタントとして活動、現在はフリーのWebライターとして仕事をしております。
サラリーマンの傍でWebライターとして休日にライティングをしており、その時に困ったことがありました。
「なぜかわからないけど、日中の集中力がとても悪いな」
休日の午前中から夕方までが一番時間を使える時間帯なのに、全然集中してライティングができないのです。
ここでふと思い出しました。
「そういえば学生時代のサッカーをやっている時も、ナイターゲームの方が調子が良かったな」
また、夜の時間帯でも部屋を明るくして作業すること多いのですがその時は集中できている感じがありません。しかし、暗くして電子書籍を読んだりニュース記事を読むときはものすごく集中できているのです。
ということで今回は「なぜ、暗いところの方が集中力やパフォーマンスが上がるのか?」ということについて考察しつつ調べてみました。
暗いところの方が集中力やパフォーマンスが上がるということについて
そもそも、暗いところの方が集中力は上がりやすいのか
まず、そもそも暗いところの方が集中しやすいのかどうかについて考察しようと思います。
結論としては「周りが暗い方が集中力やパフォーマンスは上がりやすい」です。
主な理由は下記の2つです。
・暗い方が脳は集中力が高まりやすい状態になる
・集中したい場所だけが全体よりも明るいと視覚が限定される
今回は暗い状況で行われるものを例にあげて具体的に考察しつつ、結論に迫ろうと思います。
①花火大会
夏の風物詩、花火大会。
家の近くの花火大会に行く場合であっても、夕方くらいから場所取りや買い出しに動き始めるでしょう。お酒やおつまみを買いつつ、ビニールシートなどを準備。
多くの人が賑わう中でシートをビシッと敷いて場所をとります。
デートならわちゃわちゃキャッキャと色々話しながら、花火が打ち上がるまで楽しいひと時を過ごしていると思います。
少しずつ日が沈み薄暗くなり始める頃、周りは賑わいつつもなんとなくいいムード。
気づけば辺りは真っ暗、アナウンスが流れて花火が打ち上がり始めます。
ぼん、ぼん、ぼん!!
しゅららあららぁ、、、
ぼん、ぼん!!
しゅららあららぁ、、、
なんて、綺麗なんだろうか!
とても幸せな気持ちになりますよね。
そう、この時!!!
周りの音や周囲の人って気になりますか?
想像して思い返して見ると、花火に集中していて比較的周りのことは気になりません。
気になるのは、彼女もちゃんと花火に集中しているかどうかくらいでしょう。
あ、、、、、
ということで、暗いところで行われる花火大会を考えると、昼間より集中力は上がっていそうです。
②お化け屋敷
青春時代を思い出しますね、お化け屋敷。
ぞっとしたり、びっくりしたり、あのスリルが癖になります。
気になるあの子とお化け屋敷に行くのも、ドキドキハラハラがあります。
有名なお化け屋敷といえば、
富士急ハイランドにある日本一怖いお化け屋敷と言われる「絶凶・戦慄迷宮」でしょう!
大学生時代を思い出してください。
サークルの仲間と一緒に飲み会をしていました。
「そろそろ富士急行きたくね?」
「確かに、誰か車出してくれー」
「お前ん家の車出してよ?!」
「やだよ、運転めんどい」
「じゃあレンタカー借りていくかー」
「誰誘う?」
「○○ちゃんとか?」
「お前ガチじゃん!」
「うっせーわ!!」
「しょうがないから呼んでおいてやるよ!」
「マジ神様!」
ワクワクしますね、富士急ハイランド、お化け屋敷!!!!!
そして当日。
色々とアトラクションを楽しんで、ついにお化け屋敷の「戦慄迷宮」に皆を誘います。
「えぇー、怖いの本当にやだぁ!」
「いいじゃん行こうぜ!!(心はニタニタ)」
「せっかくだからペアでいこうや!」
「お、いいねぇ!!!」
「じゃあ女の子たちもグッパでよろしく!!」
「もぅ!!!」
うおぉぉぉぉぉおお!!
それぞれペアに分かれてお化け屋敷に入っていきます!
<画像>
ドキドキ、、、、、
「うわぁあぁあぁぁぁぁあぁああ」
、
、
、
、
、
フライアウェイ!!
きっと、集中力はいろいろと上がっていたと思います、ハイ。
③映画館
映画館ってすごくいいですよね。
大きなスクリーンで、IMAXや3Dなど迫力たっぷりの臨場感を味わうことができます。
私は映画館でバイトをしていたこともあり「キャラメルポップコーンの匂い=映画館」のイメージになっています。
映画館は一人でリラックスしたいときだけでなく、デートや友達同士で楽しみに行くこともできますね。
ここでは、一人でレイトショー(夜の遅い時間帯に上映されるもの)に行った時のことを想像しましょう。
今日は金曜日、仕事が終わり一週間とても疲れました。
飲みに行く気はせず、今日は一人でリラックスしたいところ。
あ、そういえば最近話題の映画が上映中だったな。
久しぶりに一人でビールを飲みながら映画館で映画を見るのもいいな。
テクテク、、、
着いて早々にビールと塩味のポップコーンを買います。
この塩っ気いい感じのポップコーンとビールが最高に合うんだよな、まさに至福のひととき。
そして映画も始まる頃、シアター内に入ります。
広いけど薄暗く、なんとなく厳かな雰囲気。
席に座ると、本編が始まる前の広告が流れます。
人がカメラの被り物をしているやつ?も流れますね。
盗撮は犯罪です(でしたっけ?)。
隣の席には誰も座らず安心、本編が始まり照明は落ちてシアター内は真っ暗に。
気づけばとても集中して見入って号泣だった、かもしれません。
ということで、真っ暗な映画館もとても集中できる環境であることは間違いありません。
④科学的な根拠について
3つの具体例を上げつつ考察してみましたが、暗い方が集中力が高まるのは間違いなさそうです。
そこで具体的な根拠はないか調べてみました。
・暗い方が脳は集中力が高まりやすい状態になる
暗い方が集中力が高まりやすいということのカギを握っているのは「交感神経」のようです。
なぜなら、暗い場所では、目は光をたくさん入れようとするために瞳孔が広がります。このときに交感神経が活動するため、これに合わせて集中力も高まるから、ということのようです。
・集中したい場所だけが全体よりも明るいと視覚が限定される
周囲全体のよりも集中したい対象の部分だけ明るいと集中しやすいと言えるようです。
なぜなら、人の集中力は「視覚」に影響を大きく受けるからです。
例えば、勉強する時に使う机のスタンドライトなどを考えてみましょう。部屋全体は暗く机の上だけが照らされている場合、部屋の中にあるテレビや本、その他趣味のものの存在感が薄れます。これにより、気が散らなくなるわけです。
逆に部屋の照明が明るいと、部屋の中にあるものに無意識に目がいってしまうため、気が散ってしまい集中力が落ちやすくなります。
花火大会や映画館の例を考えても、周りは暗くて集中したい対象だけが明るいので集中できるわけですね。
もし、映画館内の照明が明るかったらどうなるでしょうか。
目の前にいるカップルのイチャイチャしている姿であったり、感動して泣きじゃくっている人の姿が見えていたらどうでしょうか。
そんな状態では、美しい花火や映画に集中することができません。
そのため、自分が集中したい環境を作るにはとにかく周りを暗くして、周囲の視界をシャットダウンすることが大切です。
その上で、集中したい対象だけを明るくすることが重要になるわけです。
暗いところで作業をすることの弊害について
気になるのは「暗いところでそんなことしてると目が悪くなるよ!」というよく言われる言葉ですね。
そもそも、このことに科学的な根拠はあるのでしょうか?
いろいろと調べて見たところ、結論として「根拠はありません」でした。
ただ、視力の低下はなくとも、眼精疲労には繋がりやすいようです。それは、明るいところと暗いところを交互に見ることにより目の調節機能が酷使されて眼精疲労に繋がるようです。
ということで、直接的な視力低下には結びつかないということのようです。
まとめ
暗いところの方が集中力が上がりやすい例に触れながら解説してきました。
余計な描写も是非お楽しみください。
結論としては「周りが暗い方が集中力やパフォーマンスが上がりやすい」ということがわかったので、是非今後に生かしていただけると幸いです。
僕は早速、部屋の照明を明るくすることにしましたが、
本を読むときにはどうしてもスタンドライトが必要でした。
とりあえず買ったのがこちらです。
無印良品 スタンドライト用オーク材スタンド 型番:MJ‐SOSA
気になったら一度お試しください。
机の上だけが明るくなるので、自然と無理なく目の前の対象に集中しやすくなります。
周りを暗くして視覚を遮断するのもそうですが、そもそも視覚に入る対象を減らすのも手だと思います。
この機会に部屋も一掃することをおすすめします。
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